3月11日、東北地方に巨大地震発生。
人間の営みが蹂躙された被災地で、
懸命に取材を行う一人の新聞記者が
探り当ててしまったのは、
そこにある悲劇だけではなかった。
最大の挑戦にして、最高到達点。
心を撃ち抜く衝撃の社会派ミステリ誕生。
書き下ろし
3月11日、宮城県沖を震源地とする巨大地震が発生し、
東北地方は壊滅的な打撃を受けた。
毎朝新聞社会部記者の大嶽圭介は志願し現地取材に
向かう。
阪神・淡路大震災の際の失敗≠克服するため、
どうしても被災地に行きたかったのだ。
被災地に入った大嶽を待っていたのは、ベテラン記者もが言葉を失うほどの惨状と、
取材中に被災し行方不明になった新人記者の松本真理子を捜索してほしいという特命だった。
過酷な取材を敢行しながら松本を捜す大嶽は、
津波で亡くなった地元で尊敬を集める僧侶の素性が、
13年前に放火殺人で指名手配を受けている凶悪犯だと知る……。
あなたなら、その時、何ができるだろう?
購入して、少し時間が経ってしまった。
読み始めて・・・・・
あれ???
ミステリーとして買ったはず???
と思ってしまった。
が、ちゃんとミステリーだった。
ゆとり世代の困ったちゃんお嬢様の、新人女性記者にイライラ。。。
まるでドラマ「24」の余計なことばかりしてくれる娘・・・・・なんてことを思い出しつつ。
人として・・・・・と記者として・・・・・の取るべき行動は違うのか。そうなのか。
自分の利益優先の為の汚い騙しあいもありつつ。
人の罪は現在の行いによってなかったことに出来るのか。
暴くべきか、そぉ〜っとしておくべきか。
そもそも、この人は悪人だったのか・・・・・
なかなか読み応えがありました。
![]() 雨に泣いてる (幻冬舎文庫) [ 真山仁 ] |

にほんブログ村

ミステリー小説 ブログランキングへ
【関連する記事】
- ネット小説デビュー!
- 「死刑にいたる病」櫛木理宇
- 「木洩れ日に泳ぐ魚」恩田陸
- 「あそこの席」 山田悠介
- 「あぶない叔父さん」 麻耶 雄嵩
- 「噂」荻原浩
- 「絶叫城殺人事件」有栖川有栖
- 「硝子の太陽Rルージュ」誉田哲也
- 「硝子の太陽N ノワール」 誉田哲也
- 「斜め屋敷の犯罪改訂完全版」 島田荘司
- 「異邦の騎士改訂完全版」 島田荘司
- 「占星術殺人事件改訂完全版」島田荘司
- 「七回死んだ男」西澤 保彦
- 「道徳の時間」呉 勝浩
- 「神の時空 倭の水霊」高田崇史
- 「鬼変 討魔戦記」芝村凉也
- 「マリオネットの罠」赤川次郎
- 「傷だらけのカミーユ」ピエール・ルメートル
- 「インデックス」誉田哲也
- 「殺意の対談」藤崎翔