2017年05月23日

「イノセント・デイズ」早見 和真

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪により、
彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。
産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人など
彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がるマスコミ報道の虚妄、
そしてあまりにも哀しい真実。
幼なじみの弁護士は再審を求めて奔走するが、
彼女は……筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。



幼少期からの彼女を振り返ると、
彼女を追い詰めていく人間ばかり。
いつしか、全てを諦め死を望み始めていく。

彼女を救うために、真実を調べ始める幼なじみ達。
いつ死刑が執行されるかわからない。
彼女を救うことが出来るのか。

ギリギリセーフのハッピーエンドが多いなか、
よくあるハッピーエンドではないのがよい。



読後のモヤモヤ感。
まさにイヤミスです。



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2017年05月01日

「悪霊の棲む部屋」塔山郁

「そこに、泊まってはいけない」――。
一泊7,000円、都内にあるビジネスホテル・ホテルリバーサイトには、
使用禁止になっている「705号室」がある。
新しく支配人に就任した本城は部屋を改装し、十数年ぶりに予約をとることにした。ある日デリヘルの運転手が、店の娘が行方不明だとやってきて――。宿泊客やデリヘル嬢、支配人、客室係など「705号室」にかかわった者たちに、次々と災いが襲いかかる。『このミス』大賞作家による、読むだけでひんやり、恐怖のホテル・サスペンス、待望の文庫化です!


「705号室 ホテル奇談」のその後の話だと思い、ワクワクしながら読み始めようとしたところ・・・・・
同作品を文庫化にあたって、タイトル変更・加筆・訂正されたものだと気付いた。

塔山郁作品一覧見て、まとめ買いしたからなぁ・・・・・・

自分の場合、2冊並べて、両方を読み比べてやっと、違いに気が付くか付かないかだろう。
どうしようかな・・・・・

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2017年04月30日

「705号室ホテル奇談」塔山郁

第7回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作『毒殺魔の教室』にてデビューした、
塔山郁の最新作が登場です。
宿泊料1泊7000円、都内にある「リバーサイトホテル」。
何の変哲もない、そのビジネスホテルには、
使用禁止の部屋――廊下一番奥の「705号室」が存在していた。
その部屋はなぜ使用禁止になっているのか?
その部屋でいったい何があったのか?ホテルの従業員でも、知る者は誰もいない。
新しく支配人に就任した本城は、ホテルの売り上げを上げるため、
その部屋を改装して十数年ぶりに予約を取ることをを決めた。
―大きな代償を払うことになるとも知らずに。
「705号室」にかかわったがために、宿泊者、デリヘル嬢、支配人、
客室係、フロント係たちの人生が、災いに飲み込まれていく……。


怖い・不気味・気持ち悪い。
古い時代から代々受け継がれてきた守り神。
守るべきものがいなくなり、残された人間の手に負えなくなったゆえの悲劇ですかね。

都合のいい時だけ利用して、都合が悪くなったら放り出す。

悪いのは人間で、守り神は悪くないぞ。


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2017年04月27日

「毒殺魔の教室(上・下)」塔山郁

『ユージニア』(恩田陸)、『告白』(湊かなえ)に続く、
モノローグ形式で綴られる毒殺ミステリーの傑作が登場!
謎解きの面白さ、どんでん返しの意外性を絶賛された著者のデビュー作。
新人とは思えない堂々とした書きっぷりと、緻密に構成された謎で、
一気に読者を引き込みます。30年前にある小学校でおきた児童毒殺事件を、
当時の関係者の証言から動機不明の謎に迫る。
なぜ彼はクラスメイトを殺したのか。
第7回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作が文庫化!


紹介にある2作品も面白かったですが、自分は一番読みやすかったです。
一気読みですね。
途中で、真犯人はわかっちゃいますけど、その後も面白く読めます。

子供時代が一番人間関係で悩む時期ですね。
逃げ場がないんだから。





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2017年04月25日

「京の縁結び縁見屋の娘」三好昌子

【『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞(第15回)】
江戸時代、京で口入業を営む「縁見屋」の一人娘のお輪は、
母、祖母、曾祖母がみな26歳で亡くなったという悪縁を知る。
謎めく修行者・帰燕は、秘術を用いて悪縁を祓えるというが、それは京を呑み込む災禍と繫がっていて…。

第15回(2017年)『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作は
江戸の口入屋を舞台にした時代ミステリーです!
江戸・天明年間の京都。働き口や住む場所を紹介する「縁見屋(えんみや)」。
代々から続く“徳を積む”という家訓のもと、
通りすがりの修行僧や旅人などあらゆる人の世話を焼いている。
娘のお輪は父と穏やかな日々を過ごしているが「店の娘は代々男児を産まず早死にする」
という噂に悩んでいた。
ある日、店に修験者が訪れ、父は男に縁見屋ゆかりの火伏地蔵堂の堂主を任せることに。
お輪は「帰燕」と名乗るその男に、なぜか心を惹かれていくが……。
悪縁により短命な家系に生まれた不運な娘を救うべく、
謎の修験者が施す大いなる“秘術”とは? ふたりの運命は?


呪いと呪縛は違う。
ほおぉ。
ミステリー?ホラー?

ファンタジーでしょうか。
人と異形は結ばれることはない。
なかなか切なくもあり、最後はウルっとしてしまいます。

おススメです。


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2017年04月18日

「僕の殺人」太田忠司

二転、三転の結末!青春本格ミステリー。
「僕」は一体誰なんだ!?少年の失われた記憶に眠る惨劇の真相。
僕が5歳の時、信州の別荘で起こった惨劇──それは僕自身の記憶と両親を奪い去った!
あれから10年、事件の真相に迫ろうとする男が現れ、殺された。
あの事件には、なにか封印された秘密がある。僕は犠牲者ではなく、加害者だったのかも……。
意想外のトリックとみずみずしい感性で描く青春本格ミステリー。


いやあぁ〜、面白い小説っていっぱいあるんですねぇ。
知らないのがもったいない。
しかも30年近く前の作品とは。

「僕の殺人」
僕が殺した。
僕が殺された。

この二通りが想像できます。

読み終わって、そうとも言えなくはないけど・・・・・

読みながらいろいろ組み立ててはみたものの、
おっと、そうなの???とビックリな結末でした。


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2017年04月16日

「出版禁止」長江俊和

著者長江俊和氏が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。
題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、
有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。
死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。
不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。
息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。


確かに負の魅力を放つ女性はおりますが、
そこに惹かれて彼女の望みを叶えようとする・・・・・
が、実際に本人が望んでいるのか?
本人は放つオーラと同じ感情を持っているとは限らない。

これが、真実だろうという説はいくつも出てくるが、
真実はわからぬまま。




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2017年04月14日

「眠る魚」坂東 眞砂子

ガイドや通訳をしながら南太平洋のバヌアツに暮らす彩実は、
東日本大震災からしばらくの後、父の訃報を受けて故郷の北関東の町に一時帰国する。
放射線被害についての危機感の相違や、保守的な家族たちの思考と言動に噛み合わない思いを抱くうち、
「アオイロコ」という奇妙な風土病の噂を耳にする。
そんな中、彩実の口中の腫瘍が悪性と診断され、入院することに―。坂東眞砂子、絶筆作品。


坂東眞砂子と言えば、ホラー・・・・・・
全然違ったけど、ある意味ホラーです。


原発事故による放射能汚染問題。
チェルノブイリ以上の汚染だというのに、
現地以外はあまり影響もなく、すでに収束して問題ないような空気。
放射能汚染による健康問題を口にすると、逆に白い目で見られてしまう現状。

全てはなかったこと、済んでしまったことにして、
何事もなかったかのように振る舞う異常性。
なんの影響もないと言いつつ、自分たちだけ海外に居住を移す関係者たち。
異常に気付いていたとしても、目をふさいでいないと暮らしていくことが出来ない現実。

自分自身や、大事な人間を守るために出来ることはないのだろうか・・・・・






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2017年04月12日

「世界で一つだけの殺し方」深水 黎一郎

「芸術探偵」シリーズ最新刊
深水黎一郎初の中篇集
モモちゃんが家族旅行で訪れたのは、不可能が可能になる不思議な街だった!!
少女が家族三人で訪れたのは、どこにでもあるような地方都市。
しかしそこは、警察に追われたスリが池の上を走り、指名手配写真が一瞬に消え、
トンネルを抜けると列車が半分になっている不思議な街だった。
「びっくりしたなあ。スリの現場に居合わせるなんてあたしの長い十年の人生で、初めてのことだもの」
「モモちゃん、ビックリするのはそこじゃないでしょ」
(「不可能アイランドの殺人」)
「インペリアルと象」はストレートな芸術ミステリである。
【中略】象の生態とピアノの歴史にまつわる神泉寺の蘊蓄は、トリックを暴く材料であると同時に、それ自体が興味深いものだ。シンプルな着想を発端として、構成とプロットに工夫を凝らしたテクニカルな好篇である。
【中略】野球に喩えれば、対照的な二篇──本格ミステリの奇想とブラックユーモアに淫した前者、芸術のペダントリーをトリックに活かした後者を揃えることで、本書は二種類の決め球を味わえる贅沢な一冊になっているのだ。(解説より:福井健太)




不思議な現象すべては、科学で証明できる。
これからはネズミの国ではなく、科学アトラクションの時代。

愛する娘を喜ばせるためにやって来た家族旅行。
のハズが、本来の目的は・・・・・

そして愛する娘はパパよりも天才で、パパを追い詰める。


殺そうと思えば、なんでも殺人の道具になってしまう。
知識があれば何でも出来る。

最後には捕まってるけど・・・・・・



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2017年04月10日

「おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱」オキシ タケヒコ

天才が紡ぎ出す黄泉の視界(ビジョン)に恐れ、畏れよ――。

「ひさしや、ミミズク」今日も座敷牢の暗がりでツナは微笑む。
山中の屋敷に住まう下半身不随の女の子が、ぼくの秘密の友達だ。
彼女と会うには奇妙な条件があった。
「怖い話」を聞かせるというその求めに応じるため、ぼくはもう十年、怪談蒐集に励んでいるのだが……。
ツナとぼく(ミミズク)、夢と現(うつつ)、彼岸と此岸が恐怖によって繋がるとき、
驚天動地のビジョンが"せかい"を変容させる――。



臆病なのに、怖い話を収集し、怖くてたまらない道のりを通い続ける。
全ては幽閉されている彼女の喜ぶ顔が見たいから。

からの、壮大な死後の世界が広がりつつ、
こうつながっていくんだ・・・・・

白手袋にちょっぴりうるっとしつつ。

最後がハッピーならそれでよし。



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