2018年07月16日

「雨に泣いてる」真山仁

人はなぜ過ちを犯すのか。

3月11日、東北地方に巨大地震発生。
人間の営みが蹂躙された被災地で、
懸命に取材を行う一人の新聞記者が
探り当ててしまったのは、
そこにある悲劇だけではなかった。

最大の挑戦にして、最高到達点。
心を撃ち抜く衝撃の社会派ミステリ誕生。

書き下ろし

3月11日、宮城県沖を震源地とする巨大地震が発生し、
東北地方は壊滅的な打撃を受けた。
毎朝新聞社会部記者の大嶽圭介は志願し現地取材に
向かう。
阪神・淡路大震災の際の失敗≠克服するため、
どうしても被災地に行きたかったのだ。
被災地に入った大嶽を待っていたのは、ベテラン記者もが言葉を失うほどの惨状と、
取材中に被災し行方不明になった新人記者の松本真理子を捜索してほしいという特命だった。
過酷な取材を敢行しながら松本を捜す大嶽は、
津波で亡くなった地元で尊敬を集める僧侶の素性が、
13年前に放火殺人で指名手配を受けている凶悪犯だと知る……。

あなたなら、その時、何ができるだろう?




購入して、少し時間が経ってしまった。
読み始めて・・・・・

あれ???
ミステリーとして買ったはず???

と思ってしまった。

が、ちゃんとミステリーだった。

ゆとり世代の困ったちゃんお嬢様の、新人女性記者にイライラ。。。

まるでドラマ「24」の余計なことばかりしてくれる娘・・・・・なんてことを思い出しつつ。



人として・・・・・と記者として・・・・・の取るべき行動は違うのか。そうなのか。


自分の利益優先の為の汚い騙しあいもありつつ。


人の罪は現在の行いによってなかったことに出来るのか。
暴くべきか、そぉ〜っとしておくべきか。

そもそも、この人は悪人だったのか・・・・・

なかなか読み応えがありました。



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2018年07月01日

「死刑にいたる病」櫛木理宇

鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也(かけいまさや)に届いた一通の手紙。
それは稀代の連続殺人鬼・榛村大和(はいむらやまと)からのものだった。
「罪は認めるが、最後の一件だけは冤罪だ。それを証明してくれないか?」
地域で人気のあるパン屋の元店主にして、自分のよき理解者であった大和に頼まれ
、事件の再調査を始めた雅也。その人生に潜む負の連鎖を知るうち、
雅也はなぜか大和に魅せられていき……
一つ一つの選択が明らかにしていく残酷な真実とは。
『チェインドッグ』を改題・文庫化。



面白くないわけでもなく、読みにくい訳でもないのに、
最初のうちはなかなかページが進まず・・・・

どこからかは忘れたものの、
止まらなくなり一気に終了。


自分の偏った思考の読むものには、
連続殺人犯だ、サイコパスだ、上手くいかない現実を受け入れられずにイラ立つだ、
珍しくもないパーツ。


たまには普段と違うジャンルの本を選ぼう!
なんて思ってもいつも通りの選択・・・・・


しかし、そんな偏った選択をし続けてもまだまだ、
驚かせてくれる本はたくさんあります。
ありがたい!


今回のサイコパスさんも素晴らしかったです・・・・・・
怖すぎ・・・少しずつしみ込んでくるイヤ〜な感じ。

ひどい奴だとわかっていても、好意を捨てることができない・・・・・
自分が選択した(させられた)ことで、他者に被害を与えてしまったことに対する罪悪感。


自分が選ばれたという優越感!
人間って認められたい生き物なんでしょう。


サイコパスにとっては、いっぱいまいた餌に食いついた一人にすぎない。
生きている間続ける、暇つぶしのようなゲームの一つに過ぎない・・・・・


幼少期のトラウマだの脳の傷だのいろいろ上げたところで、
見た目もあまり変わらず、同じように生活しているものの、

根本的に別の生き物なのではないのだろうか。








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2018年05月07日

「木洩れ日に泳ぐ魚」恩田陸

直木賞のみならず、本屋大賞を2度までも受賞した著者の隠れた傑作!

舞台は、アパートの一室。
別々の道を歩むことが決まった男女が最後の夜を徹し語り合う。
初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿-――。
共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始め、
最後の夜≠ノ濃密な心理戦が繰り広げられる。
かつての恋人は、ひょっとして殺人犯なのか?
過去をめぐる物語は次々と意外な事実を明らかにし、朝の光とともに訪れる真実とは――。

「相手が殺人犯ではないか」というシンプルな攻防が続く心理戦が、
いつしか「事件の真相」以上に衝撃的な事実にたどり着く。
次々と明らかになる過去の秘密と、移ろいゆくふたりの心……。
互いの腹を探り合うスリリングな興奮と、
好きなのに疑ってしまう恋愛の切なさに一気読み必至の、傑作心理サスペンス。



当然ながら、読み始めは
主人公二人が、どんな関係せいなのか、どういう状況に置かれているのか、
何を話し合おうとしているのか全く分からず。

これはちょっとした、盗み見・盗み聞き状態。

喫茶店やファミレスなどで、隣の席で深刻そうな会話をしており、
ついついそちらに集中。
先が気になってしまいなかなか席を立つことが出来ない。
話の途中で相手が席を立ってしまったら、呼び留めることも出来ず、
その後もしばらくは気になってあれこれ想像してしまう。

そんな人間の本能とも呼べる部分をしっかり掴んでくる。
別れ際の痴話話かと思いきや・・・・・
・・・・・では終わらず、さらに・・・・・
え?
・・・・・ってこと?
・・・・・・・はい?
静かに、どんどん複雑な展開に・・・・・・思考停止してただひたすら盗み聞き。



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2018年05月06日

「あそこの席」 山田悠介

転入生の瀬戸加奈は、クラス全員の冷たい視線を感じた。
加奈が座ったのは“呪いの席"だったのだ。
かつて、その席にいた生徒たちは、自殺したり、ノイローゼになったという。
やがて始まった無言電話と、毎日送りつけられる不気味な写真。
さらに、被害は加奈の妹にまで及んだ。
激しさを増す嫌がらせの果てに、加奈が辿り着いた狂気の犯人とは。



10年以上前に映画化されていたんだ・・・・・

長いこと気が付かなかったんだな。
行動範囲の本屋には置いてなかったのかな。

学園七不思議に紛れ込ませた悪意。

始まりは、え・・・・そんなことで?
なんて思ってしまうのは、自分が年を取りすぎてしまったせいなのか・・・・・


被害者であり、加害者でもある。
一度手を染めてしまうと、そこから抜け出すことも出来ない。
どうやって自分を守るべきか。
・・・・・・大人でも難しい。


今回は主人公を気に留めて、助けてくれた大人がいてくれたおかげ。

やはり子供のトラブルにはキチンと向き合ってくれる大人がいないと
解決しないって事だよな・・・・・










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2018年05月05日

「あぶない叔父さん」 麻耶 雄嵩

犯人はまさか、あの人!? 
常識破りの結末に絶句する「探偵のいない」本格ミステリ!

四方を山と海に囲まれ、因習が残る霧ヶ町で次々と発生する奇妙な殺人事件。
その謎に挑む高校生の俺は、寺の離れで何でも屋を営む人畜無害な叔父さんに相談する。
毎度名推理を働かせ、穏やかに真相を解き明かす叔父さんが最後に口にする「ありえない」犯人とは!
本格ミステリ界の奇才が放つ抱腹と脱力の連作集。



主人公の優斗・・・・・どんだけ叔父さんの事が好きなんだ・・・・・
めちゃ、目が曇ってしまっているのか?

これは感想自体がネタバレになってしまうのでは・・・・・・



























ネタバレ・・・・・ネタバレ・・・・・・・ネタバレ・・・・・






叔父さんは名探偵!
っていうか、こんなに詳しく推理しているのは、
推理じゃなくって、当事者だから・・・・・・・
犯人はお前だ!


優斗!
お前何素直に受け入れてるんだよ!
通報しろよ!


とイライラしつつ、
ほのぼの進んでいくことに取り残されていく・・・・・



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2018年05月04日

「噂」荻原浩

衝撃のラスト一行に瞠目! 
都市伝説が渋谷の女子高生たちの間を駆けめぐる。
背筋が凍る荻原流サイコ・サスペンス。


「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。
でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。
香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。
口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。
販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、
足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。


出所不明の噂を利用しての宣伝。
その噂を逆にたどっていく刑事たち。
優秀と言われる日本の警察ですが、やはり地道な努力をされているのだなと。

「さて、ここで読者に挑戦します。謎を解いてみなさい!」
ってのはなかったが、絶対無理だろ!
と勝手に思ってしまったものの、あとから・・・・・
あ、あれが伏線か・・・・などと考えてみた。

それでも、真相には届かなかった・・・・・



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2018年03月26日

「絶叫城殺人事件」有栖川有栖

「NIGHT PROWLER(夜、うろつく者)」と記された小さな紙片を、
口の中に押し込まれ、次々と殺害される若い女。
残酷な無差別殺人事件の陰には、カルトなホラー・ゲームに登場するヴァーチャルな怪物が――。
暗鬱の「絶叫城」に展開する表題作ほか、
「黒鳥亭」「壺中庵」「月宮殿」「雪華楼」「紅雨荘」と、
底知れぬ恐怖を孕んで闇に聳える六つの迷宮の謎に、火村とアリスのコンビが挑む。


短編集なのだが、そうは思えない程の読み応えあり。


作品の完成後、
「すいません。予定は300ページでしたが、
急遽、特集差し込むことになったので、50ページしかありません・・・・・」

と、慌てていろいろそぎ落としたものの、やはりプロの仕上がり!か?
などと勝手に想像してみた。


殺意無き殺人。
悪意なき悪行。

読後、ほわっと怖くなってくる。



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2018年03月25日

「硝子の太陽Rルージュ」誉田哲也

姫川玲子×〈ジウ〉サーガ、衝撃のコラボレーション、慟哭のルージュサイド!

祖師谷で起きた一家連続殺人の捜査本部に加わった姫川班。
有効な手がかりや証言のない難しい捜査だが、捜査一課に復帰して間もない玲子の日々は充実していた。
そのはずだった……。
緻密な構成と驚愕の展開、著者渾身の二大ヒットシリーズ競演!



「硝子の太陽Nノアール」と重なっているのは同じシーンだけ・・・・・
これを競演と謳われるとちょっと残念。

が、人気シリーズだけあっていつも通り面白い。
短編も含め、同じ時間を共有しているような錯覚。

深まる人間関係。

(あいつ相変わらずムカつく!)
(なんか、変わっちまったな・・・・)

あれから数年。こっちも年を取るはずだ。
などとしみじみしてしまう不思議な感覚に陥る。



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2018年03月16日

「硝子の太陽N ノワール」 誉田哲也

〈ジウ〉サーガ×姫川玲子 誉田哲也の二大人気シリーズが、衝撃のコラボレーション!

【動機も真実も闇に堕ちる、戦慄のノワールサイド】
沖縄での活動家死亡事故を機に「反米軍基地」デモが全国で激化した2月、
新宿署の東弘樹警部補は、「左翼の親玉」を取調べることに。
その直後、異様な覆面集団による滅多刺し事件が起こる。
被害者は歌舞伎町セブンにとってかけがえのない男――社会に蔓延る悪意の連鎖を断ち切るべく、
東とセブンの共闘が始まる!


出版社の垣根を越えてのコラボ。
発売当時、電車内の広告を見てすぐ購入したんですが・・・・・

・・・・・放置。
やっと手を付けました。

「ジウ」ドラマは見たけど読んではいない。
サーガシリーズ。
う〜ん、呼んでないのまだまだあるな。
歌舞伎町セブンは読まないと。

内容自体は当然面白いのですが・・・・・

・・・・・コラボ。
出版社違うとこれが精一杯なのかな。








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2018年03月04日

「斜め屋敷の犯罪改訂完全版」 島田荘司

北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。
「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、
主人の浜本幸三郎がクリスマスパーティーを開いた夜、
奇怪な密室殺人が起きる。招かれた人々が狂乱する中で、
またもや次の惨劇が……。
恐るべき密室殺人の謎を解き明かせるのは名探偵・御手洗潔のみ! 本格ミステリーの逸品。


映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』を見てしまったせいで、
どうしても頭の中で御手洗が玉木宏に変換されてしまうのが、邪魔っちゃあ邪魔。


金持ちの道楽って想像を超えていく・・・・・
目的のための趣向も凝らしているし。
死んだら持っていけるわけでもないし、使い切ってしまわないとね。

うらやましい。






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